■桜の森連合愛護会 準備会

近隣住民の皆さん。

 5年前の2001年7月、カーボン山は大手のマンション開発業者に売却されました。地域の住民達は「桜の森を守る会」を結成し、11,493人の署名を集め横浜市に保全を訴えました。財政難の折から当初は買い取りは困難だという回答でしたが、翌年1月、市は業者と市の保有する市有地との交換を条件に交渉を始めました。しかし、その後両者の土地の評価額に差があることなどから交渉は難航し、業者は一方で建設計画を進める事態ともなり、住民は反発して付け替え道路の反対などを理由に再び市に5,273人の署名を提出しました。

 その後、市と業者の交渉は本格化し、市はいくつかの代替地を提示し続けましたが合意には到らず膠着状態になっていきました。その間、「桜の森を守る会」では、業者の許可を受け、カーボン山の清掃や草刈、落ち葉の整理などの維持・管理を続けてきました。また、春には「桜まつり」を、秋には「感謝祭」を開催し、地元で活躍している様々なグループ、菊名子供囃子や和太鼓、琴、尺八、ホルン四重奏などの演奏や大道芸、手品などのパフォーマンス、また、焼き芋や芋煮鍋、おでん、甘酒などを手作りで提供し多くの市民が楽しんできました。

 昨年、事態は大きく動き出しました。1月11日に港北区連合町内会会長や菊名・篠原地区の自治会・町内会長が中田横浜市長に面会し要望書を提出し、横浜市はカーボン山=「菊名桜山公園(仮称)」の公園化を都市計画決定して、05年度予算に4億3,400万円を計上し5年分割で完全買収することを決めました。朝日新聞や神奈川新聞などで大きく報道されましたので大きな反響がありました。すでに一部は市が取得し、今年は擁壁の工事などが始まります。

 住民が維持・管理をすることが公園化の条件になっていることもあり、地区連合町内会・菊名南自治会・菊名北町町内会と「桜の森を守る会」では、「公園愛護会」を発足することになり組織化に向けて動き出しました。しかし、完全な買取りにはいたっていませんので、暫定の「桜の森連合愛護会準備会」として活動を開始しました。地域の環境や緑は地域の住民が守る責務があります。5年前から活動してきた「桜の森を守る会」も参加していますが、地域の住民の皆さんの協力が不可欠です。今後のカーボン山の維持・管理に協力したいと思っている方は是非事務局へご連絡をお願いいたします。
 また、カーボン山をどんな公園にするか、住民参加の公園づくりの試みも始まりました。「公園整備基本計画部会」を立ち上げ、市と協議を始めています。5月に住民の皆さんとの意見交換会を開きます。是非、ご参加をお願いいたします。

      「桜の森連合愛護会準備会」 事務局 事務局長  清水康二

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