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カーボン山で感謝祭
港北区、業者が無償貸し出し

 八重桜の名所として知られ、マンション建設計画が浮上している横浜市港北区菊名三丁目の通称「カーボン山」で三十日、「森の恵みの感謝祭」が開かれ地域住民ら約千人でにぎわった。土地を所有する東京都内の開発業者が、保全へ向け建設反対運動を続ける住民団体への無償貸し出しに応じたことで実現した。
 感謝祭では焼き芋や芋煮が販売され、訪れた人たちが列をつくった。子どもたちは焼き芋用のたき火を囲み「早く焼けろ」と夢中で落ち葉をくべた。和太鼓演奏や手品なども披露され、森のあちらこちらに人垣。ドングリを使った工作教室なども人気を集めた。
 同山は約一・二ヘクタールで二百本の八重桜のほかコナラ、クヌギなども茂る。市は買い取りなどによる保全に向けて開発業者と交渉中。イベントを主催した「桜の森を守る会」(清水康二代表)によると、業者側は土地の使用を了承したことに加え、焼き芋用のイモの提供も打診してきたという。清水さんは「業者側の誠意が感じられた。朗報を期待したい」と話していた。


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